Masashi Watanabe

Designer

2008年、1人の男が海を渡った。行き着いた場所は、ミラノ。

スーツの本場に海外留学で赴いた先で、目にした光景は、本来の目的を180度 変えていった。鎧兜の展示会の行列、予約が取れない着付け教室、世界が、日本を求めていた。

対して、自身を見返す。そこにいるのは、洋服を着て、外国人の真似をして、それがカッコいいと勘違いしている自分。

世界を見にいったつもりが、いつのまにか、日本人の自分が本当に為すべき事、唯一無二の、国際的 使命を見直していた。外に出てこそ、内が見えるものである。日本人に生まれ育ったからには、
日本を世界に伝えよう。