
石見神楽
IWAMI KAGURA
全国各地、伝統工芸職人とのコラボレーションを通して、日本を纏う。
Yuya Egi
御面屋舞工房 惠木勇也
昭和60年 島根県江津市に生まれる。
平成24年 御面屋 惠木舞工房を開く。
島根県の伝統芸能「石見神楽」で使用する和紙張子で作る神楽面を中心に制作。
求めに応じて古面の復元から新素材を用いた創作面まで幅広く取り組み、和紙面の可能性を追求している。


Iwami Kagura
○石見神楽
島根県西部に伝わる約300年の歴史をもつ郷土芸能。
祭事として儀式的な役割りを守りながら、民衆のエンターテインメントとしても進化し、豪華絢爛な衣裳を身に着け激しく舞う姿は見る人の魂を揺さぶる。特に「大蛇」の演目は、火を吹き荒れ狂う八岐大蛇があらわれ須佐之男命と死闘を繰り広げ、まさに神話の世界をリアルに体感することができる。
○石見神楽面
ユネスコ世界文化遺産「石州和紙」を張り重ねて作り、軽く丈夫なことが最大の特徴。
原型を砕く脱活の技法はどんな造型も可能であり、他に類を見ない。
石見神楽はもとは木彫面を用いたが、激しく躍動する舞に対応する為、和紙張子の技法を取り入れ、かつて石見の地で隆盛した長浜人形師の手により生み出された。